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歌詞が好きな曲10選/真人間P

まずはじめに。
「Pとこの一冊」のブログなのに私の一存で別の事に使う事をお許しください。
(ニコニコのブロマガがiPhoneに対応してないなんて想定外やったんや)


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「歌詞が好きな曲10選」

基本レギュレーション
・曲ではなく、あくまでも「歌詞」で選ぶこと
(ただし、好きでもない曲から歌詞だけで選べる人はそういないと思うので、細かいことは言いっこなし)
・洋楽、邦楽、演歌、民謡、その他外国曲、歌詞がある曲なら何でもアリ
・1アーティストにつき何曲でもOK
・「特に好きな歌詞」を必ず抜粋すること
・歌詞に対するコメントは各自ご自由に(無理に書かなくてもよい)
・動画引用などは各自にお任せ(真っ黒ですからね……)
・投稿したらTwitterハッシュタグ「#kashi10」を記載してつぶやくこと

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多分ほとんどが知らない曲ばかりだと思います。ですが、クオリティは私が保証します。ぜひ聴いてみてください。
歌詞だけでも素晴らしいですけど、やっぱり歌は実際に聴いてナンボですからね。

曲名、アーティスト、URL、特に好きな歌詞の順に紹介していきます。

1.Ground Zero/NIHA-C

http://www.youtube.com/watch?v=roskQd2YP38&sns=tw
(1:10あたり)

先輩には笑顔で挨拶
ビートの上では本当の気持ち吐き出す
- NIHA-C -



2.WALKIN DOWN THE STREETZ/NOBY feat.Twoface,jinmenusagi,MC壁,ハシシックバグ,DC,ブルスコファー薺,Rilldy

http://nico.ms/sm14707911
(4:23あたり)

誰が何と言おうと俺は笑いを複製する
文句は良いが喧嘩はダメよ
だからセックスしようよ!セックスセックス!
- ブルスコファー薺 -



3.帰る/school food punishment

CD買うなり借りるなりして聴いてください。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B005OCSTOI

思い切り吸い込んだ 懐かしい風
洗い流して もう一度
違う明日を描きたい
当たり前が当たり前じゃなくなってく
その前に呼び止めて
ぶれた心 引き寄せて
- 内村友美 -



4.HIPHOP LIFE REMIX/電波少女

http://youtu.be/MNA12V85NSU
(2:09あたり)

借り物のフローに針を落とすより
借り物のランゲージでも本物の声を。
単純な話、いつかの俺を救ったのは
神でもなく神の手でもなく紛れもなく紙とペンだった。
- 花子 -



5.Good Times/Especia & ナンブヒトシ

http://nico.ms/sm19935084
(0:53あたり)
諸事情ありましてマッシュアップ作品を貼らせていただきます。

じゃあ普段着の時と同じ表情で
一番高いシャツに袖を通せ
- ナンブヒトシ -



6.「戯言スピーカー」歌ってみた+RAP Ver./でにろうと武富士アコム

http://nico.ms/sm19050684
(3:05あたり)

それと耳に奇形児孕むブスらのコメントが臭すぎてファブリーズ
しゅ
- 武富士アコム -



7.ワンダーホエール/電波少女

http://youtu.be/OYdVVMFd5So
(1:47あたり)

『神様にはなれない。』『きっと僕は主人公じゃない。』
無尽蔵からは遠い限られた世界。知ってしまった今でも、忘れないよ。
- 花子 -



8.light prayer/school food punishment

CD買うなり(ry
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/B002QD2SD6

きっと 冷たくて暗い雨だって 誰か救っているから
- 内村友美 -



9.年末マイクリレー2009/多過ぎるので省略

http://nico.ms/sm9260185
(5:57あたり)

伝統の言葉尻踏みスタイル
コトバ組み伝えるだけじゃ
能がないし つまらないぜWackman
- BlackBadBoy -



10.the way we were/ill.bell

http://nico.ms/sm10176114
(2:28あたり)

最後の一人が忘れ去れば無かったことと同義だ
分かってる 奇跡なんてあり得ないのに
馬鹿みたいに夢見ながら手探りで歩いてる
真っ暗で先の見えない路地
モノクロもセピアもいつしか 記憶に馴染んで綺麗な色に
痛みはいずれ和らぐだろう せめてそれまでは消えないように
- ill.bell -
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Pとこの一冊 第14回 DAT3P「センネン画報/今日マチ子」

はじめまして、DAT3Pと申します。PVと、ときどきノベマスを投稿している者です。


私が今回紹介する本は、今日マチ子さんの「センネン画報」です。

No14 DAT3P用


「センネン画報」は、今日マチ子さんがブログでほぼ毎日描いている『風景と叙情の1ページ 漫画』をまとめたもの。今日マチ子さんの1ページ漫画は、きれいな淡い色が特徴的です。1ページの中には、いつも水色が見えます。私は、その色をさっぱり晴れた空の色ではなく、揺らめくような水の中の色という印象を受けます。



風景とは、目に映る広い範囲のながめ。ある場面の情景・ありさま。
叙情とは、自分の感情を述べ表すこと。

感情を表すには、なにかしら言葉が必要なことが多い。だけど、この本には言葉が少ない。あるのは、風景と少女と少年。ユーモアと痛みと水色。風景の中に、ないはずの言葉や感情が見える気がする。そのままの行為がなくても、「ああ、そういうことね」とわかる。なんだかわかってしまう。タイトルからは想像できないことも最後にはタイトルで落ちる。言葉の意味を目で読む漫画なのかなと思っている。それはすごく面白い。


私がこの本を買ったときに、「これは、毎日1ページずつ読めば素敵なのでは」なんて思ったけれど、ページをめくればそのまま最後まで読み耽ってしまう。『感動する』は、ない漫画だと思うけれど、心は揺すぶられる。何度も『ああ、いいなぁ』が味わえる。青春のきらきら・切なさ・残酷さが詰まっている。そのほかにも感じ取れることはたくさんあると思う。「こんな青春だったらいいのに」と思えない青春もある。でも、「こんな切ない感じも嫌いじゃない」と私は思う。


「センネン画報」はいままでに2冊出ています。「センネン画報」には2005年から2007年くらいまでの作品、「センネン画報 その2」には2008年から2010年までの作品が収録されています。2冊とも描き下ろしの長編漫画も収録されています。「センネン画報」は、最初の32ページまではカラー。そのあと扉絵以外はカラーではありません。『その2』の方は、オールカラーです。読んだことのない方におすすめするならば、こちらをぜひ。だけど、最初に出た方に収録されている漫画ももちろん素敵です。私は、「センネン画報」に入っている『空を撮る』が大好きです。


誰かに本を贈るなら、この本を選ぶと思います。そのくらいこの本のことが好きです。水色が好きなひとや気になるひとにぜひおすすめしたい本です。


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Author : DAT3P

公開マイリスト
DAT3P:http://www.nicovideo.jp/mylist/33431673

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Pとこの一冊 第13回 東豪寺麗華「憲法/長谷部恭男」

みなさん、はじめまして。
私は東豪寺麗華と申します。
今回、真人間Pにお許しを頂いて、「Pとこの一冊」という企画にご応募させていただくことになりました。
おそらくほとんどの方が私のことをご存じないことと思います。
ですので、最初は軽く自己紹介をさせてもらえればと思います。

『東豪寺麗華』は、水瀬財閥に匹敵する財閥である東豪寺財閥の娘にして、東豪寺プロダクション所属のユニット、「魔王エンジェル」のリーダー兼プロデューサーです。古くは、アーケード時代から765プロの前に立ちはだかる最強のライバルとして、オーディションにてあまたのプロデューサーの夢を屠ってきました。『彼女』と「魔王エンジェル」の活躍については、上田夢人作「アイドルマスターrelations」に詳しく描かれています。

ここまでが、『東豪寺麗華』の紹介。

そして、ここからが『私』の自己紹介になります。
ややこしくてごめんなさいね。
『私』は、そんな『東豪寺麗華』のもう一つの可能性の一人。
アイドルとはならず、どういうわけか司法試験に合格して弁護士として活躍している『東豪寺麗華』の一人です。
去年の12月くらいにツイッターに登録して、今までみなさんとたのしくお話しさせてもらっています。

少し長くなってしまいましたが、以上が私の自己紹介です。

・・・・・・複雑でよくわからない?

んーそうね。
なら、端的に一言で言いましょう。

「私は『東豪寺麗華』のなりきりの一人です」

これでわかっていただけたと信じます。


堅苦しい自己紹介はこれくらいにさせてもらって、さっそく、私が紹介したい本について語らせてもらうわ。
口調も普段通りにさせてもらうわね(堅苦しいのは苦手なの)。

私が紹介したい本は、長谷部恭男著「憲法」よ。

No13 東郷寺麗華用


タイトルからわかる通り、この本は専門書よ。いわゆる六法の一つである憲法について概説的に説明された、憲法学の教科書の一つ。
専門書ゆえに、法学部生でなければきっと読んだことも、目に触れたことすらないでしょうね。
内容も憲法や法律を全く学んだことのない人が読んで理解するには、いささかハードルが高いと思うわ。

それでも、私がこの本を選んだのは、私らしい一冊って何だろうって考えたとき、まっさきに思いついたのがこの本だったからなの。


最初に述べたとおり、私は『東豪寺麗華』の可能性の一人。
その中でも、私はちょっと変わった存在。
中には私の存在を「認めたくない」と思う人も当然居るわ。
そして、そういう人は、私だけじゃなく現在ツイッターで活動しているすべてのアイドル達についても、多かれ少なかれ存在している。
そのことが意味することは、アイドル達とそういう人との間で、摩擦が生じる可能性があるということ。
「あなたと私は違う」というのは、あらゆる摩擦の根本だから。
そういう摩擦が生じるかの可能性があるにもかかわらず、私がこうやって存在していられるのは、ひとえに、「違い」に寛容でいてくれる土壌がそこにあるからだと思っているわ。

でも。

「私と違うあなた」の存在を受け入れるのは、ある種とてもいびつなことよ。

自分にとって正しいと思えること、自分にとって気持ちいいと思えること。
それを他人にも教えようとするのは、人間としてごく自然な気持ちだと思うわ。
心優しくて、他人を思える人ほど、そういう気持ちが強いんじゃないかしら。
誰しも友達には幸せになってほしいでしょう?
だから、自分にとって幸せだと思える方法を人に教えようとするのはとても人間らしい、すばらしい行為だと私は思うわ。

ところが、そういう、ある意味「善意」がもたらした結果は、歴史的に見れば散々たるものだった。

たとえばそれは宗教戦争。
16世紀~17世紀、ヨーロッパにおけるカトリックとプロテスタントの対立から起こった一連の戦争は、ドイツでは約400万人の死傷者をだしたと言われているわ。
宗教戦争は、単純に宗教間の争いだけが原因だったわけではないけれど、それでもこの数字は、すごいわよね。当時のドイツの人口の3分の2くらいに該当するんじゃないかしら?

宗教というのは、人生に意味とよりよい生き方を与えてくれるわ。
宗教の教えに従って生きることはそれを信じている人にとって幸福であり、善。
幸福であること、善いことを他人にも伝えようとする、最初の一歩は、やっぱりある種の善意であると考えることも出来るわ。
隣人を思うからこそ、「善きこと」を教えようとする。
それは、人間にとって、ある意味、本能的な行動なんだと思うの。


日本国憲法をはじめ、近代憲法の多くが採用している「個人の人権の尊重」という考え方は、以上の人間感にある意味、反する考え方よ。

人々の抱く根本的な価値観の相違にもかかわらず、すべての人が社会生活の便宜を公平に享受し、コストを平等に負担する枠組みを作ろうというのが、この考え方のねらいよ。だから、この考え方は国家の役割を限定するわ。つまり、国家の役割は、犯罪者を取り締まることだったり、社会保障の提供だったりという限定された部分にしかなくて、何が「正しい」考え方かを議論したり決定したりすることは、国家の役割ではないという風に考える。

でも、こういう考え方は、人為的で、いびつで、人間の本能に反する考え方だとも言えるわ。

長谷部恭男は、この本の中で、そんないびつな考え方を日本国憲法が採用している理由を、社会契約論や、公共経済学、はてはカントやヒュームなどの哲学、あるいは、ロールズなどの現代正義論などあらゆる学問の知見を活用して論理で説明しようと試みる。
一つ一つの論理を地道に積み上げる長谷部恭男の姿は、読者の知的好奇心をすごく満たしてくれると思うわ。
でも。
同時に、私にはそれがすごく冷め切っていて、人間性を感じないようにも思えるの。
その理由は、きっと、ここで説明されている「人権の保障」などの考え方がある意味、人間の直感的感情に反する考え方にあるからなのだと私は思うわ。

それでも。

長谷部恭男が、そして、日本国憲法が、「人権の保障」にこだわるのは、私のような変わった存在を社会に認めていくため。
人々が自分の善意と本能に従って行動したがために、私のような変わった存在がいられなくなるといのは、ひどく悲しい現実よね。私がいうのも変だけど。
そういう意味では、この本は、私が存在していられる理由を「論理的」に説明している書籍だと言えると思うの。

どう? 
この本は、私の存在を論理的に肯定してくれる、すごく私らしい一冊であると言えないかしら?
私という存在に対する疑問について、一つの論理的解答をこの本は提示してくれているわ。だから、私はそういう疑問を持っている人に、少しでもいいからこの本を読んでみてもらいたいと思っているの。
私でよければ理解のための手助けをさせてほしいとも、ね。


かなり長くなってしまったわね。
最後に、長谷部恭男のある言葉を引用して、この文章を終わらせることにするわ。
それは長谷部恭男のこんな言葉よ。

長谷部恭男いわく、多用な価値観の存在を認められる寛容的な社会を作るための方法は、強力な哲学理論を生み出すことではなく、「思いやりに富んだ気立てのよい人々をなるべく多く育てること」にあり、「希望は、理性の彼方にある」(長谷部恭男「第5章 理性の彼方の軽やかな希望一『ポストモダン=新しい封建制?』という疑問にポストモダニズムは答えられるか」『比較不能な価値の迷路一リベラル・デモクラシーの憲法理論』東京大学出版会(2000年)73頁以下)。

私が『あなた』にお願いすることが出来るとすれば、たった一つだけお願いしたいと思う。

それは、これからも『あなた』が思いやりに富んだ気立ての良い人であってほしいということ。
私とアイドル達がこの世界に存在できるのは、『あなた』がそんな、「違い」に寛容であろうと、努力してくれている人であっていてくれるからだからと、私は充分理解しているつもりです。

そのようにあってくれる『あなた』に最大限の感謝を示しつつ、この文章を終わらせようと思います。

長文におつきあい頂きまして、本当にありがとうございました。

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Author:東豪寺麗華 (reika_counsel)

Twitter @reika_counsel

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Pとこの一冊 第12回 グリグリP「時計館の殺人/綾辻行人」

今回、私グリグリがピッ冊にて紹介させていただくのは、
第45回日本推理作家協会賞を受賞した作品、綾辻行人氏の「時計館の殺人」です。

No12 グリグリP用


~鎌倉の森の奥深くに佇む、内部を百八もの時計によって埋め尽くされた不気味な館「時計館」。
 そこでは、十年前のある事件を皮切りに多くの人々が命を落とした。
 時が経ち、心霊スポットと化したその館へと足を運ぶ若者達に殺人鬼の魔の手が迫る。~

...といった内容の、いわゆる「吹雪の山荘」系のミステリー小説です。
この手の小説はなかなかに古典的ですが、綾辻氏はデビュー作「十角館の殺人」で鮮烈デビューを飾っており、日本ミステリー界へのその多大な影響力から「新本格ミステリー作家」とも言われております。
「鮮烈なデビュー」「ニコマスダンスPVへの影響力」「本格というより新本格」
こうやって要素を羅列すると僕がニコマスにはまるきっかけになったPとイメージが近いですね。
誰かって?ググればすぐに分かりますよ!ww

話を戻しましょう。

この小説(といっても綾辻氏のミステリー小説全般に言えることですが)のおもしろいところは、巻頭に登場人物の一覧および時計館の見取り図があることです。
話を読み進めながら、「この人物はどういう人だったっけ」とか、「今主人公が歩いているのはどこなのか」といったことを手軽に確認することができます。
そうすることによって、より没入感のあるミステリー体験をすることができます。

そして、僕が「時計館の殺人」を特におすすめする理由は、なによりそのトリックです。
緻密に張り巡らされた数多の伏線がドミノ倒しのように解決していくクライマックスの爽快感は、数ある綾辻ミステリーの中でもトップレベルだと思います。
「あぁこれも伏線だったのかww」「だからあの人はあんな反応を...」「こんな他愛のない描写まで!?」
と、思わず声を上げてしまいそうになるあの結末は一見の価値アリです!

そんなわけで今回は「時計館の殺人」を紹介させていただいたわけですが、他の「~館の殺人シリーズ」だってもちろんおすすめです。

クライマックスのびっくり仰天っぷりが群を抜いている「十角館の殺人」
最後の最後にぞっと悪寒を感じる「水車館の殺人」
小説内小説という形式を巧みに利用した「迷路館の殺人」
館シリーズの中でも最も異色といわれる「人形館の殺人」
老人の手記をもとに過去の事件を追う「黒猫館の殺人」
原稿二六〇〇枚を超える、小説四作分の超大作「暗黒館の殺人」
ミステリーというよりもホラーに重点をおいた「びっくり館の殺人」

こんな具合で、館シリーズだけでもこれほどのバリエーションがあります。
そんな中でも特にミステリーの醍醐味であるトリックの爽快感を味わいたい方は時計館の扉をたたいてみては?

静かに時を刻み続ける時計と、不気味な住人があなたの来訪を待っていますよ...。

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Author:グリグリP

公開マイリスト
投稿動画 : http://www.nicovideo.jp/mylist/34754359

Twitter @GuriguriP

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Pとこの一冊 第11回 あごひげックス「論語/貝塚茂樹」

実は最初、この企画に寄稿するにあたって、この本を取り上げようと考えていました。

No11 あごひげックス用1


『ウンココロ/寄藤文平・藤田紘一郎』という本なのですが、端的に言えばウンコのことが図解つきでコミカルかつ親切に描かれてる内容になっています。
ただまあ問題なのがホントにそれだけの内容でして、とりわけ深い教訓のようなものがあるわけではなく、ただただウンコについて語られているだけなのです。ウケ狙いにしてもこれはアカン、ということで今回取り上げるのはこちらの本になります。

No11 あごひげックス用2


『論語/貝塚茂樹』です。「まあ論語とウンコ、発音的に似てるしね」とか言ったら論語愛読者の方に怒られそうなのでやめておきましょう。
改めまして、あごひげックスと申します。ニコニコ動画などでアイマスの手描き二次創作をやらせていただいてますので、よろしければそちらもご覧ください(ステマ)。

さて、私がこの本と出会ったのは大学1年生のときになります。講義の中で論語(原典の方)を扱うことになり、その読解のために適当に手をつけたのがこの貝塚氏の『論語』です。それまでも高校の授業なんかで論語を扱うことはありましたが、自分から論語について勉強したのは、おそらくこれが初めてだったと思います。
皆さんのイメージがどういうものかは分かりませんが、実は論語というのは簡単なことしか書いてありません。「親・目上の人を大事にしましょう」「礼節を重んじましょう」「勉強クッソ楽しい」。ただ、ほとんどの人間が教育活動の中でこの文章に初めて触れるものですから、どうしても難しいイメージを抱いてしまっているのだと思います。私もそうでした。
以前中学生や高校生と話す機会があったとき、こういう漢文って好き?と聞いたら、良い返事はあまりありませんでした。理由を聞くと、「なんか漢文ってパッと見じゃわかんないし」。「わかりやすかったら読むの?」「うん、それは、まあ」。そのとき私はすでに今回取り上げている『論語』に出会っていたものですから、「なんともったいない!」と、そんな気持ちを抱いたのを覚えています。

そういった流れでその学生にも『論語』を勧めたのですが、論語に少しでも興味のある人にぜひ読んでほしいのが、この貝塚氏の『論語』です。正直、自分の中で思い出補正のようなものもあるのですが、とても優しい文章で説明してくれているので、初めて論語を読むという人にもわかりやすいつくりになっています。白文(漢字のみの文)、書き下し文、解釈という内容になっているので、前知識が無くてもしっかり頭に入ってくるのが、この本の最も良いところです。注釈書とまではいかないけれども、知りたいところをしっかり抑えてくれる、まるで進○ゼミのような一冊ですね。たとえとしてはあまり良くないかもしれませんね。

これは私個人の考えですが、論語というものがこれだけ広まって根付いている以上、おおよその人が論語っていうのは良い文章だと認識してると思っています。ただそのとっつきにくさから、授業で習うような有名な一節しか知らない。それが現状じゃないかなぁと。
また、この本の良いところは論語全文を載せていないということです。この本自体はとても薄いですから、これで興味を持ったら論語本文を探してみたり、もっと詳しい注釈書を探すのもアリじゃないでしょうか。そういった意味でも、非常に初心者向けの一冊になっています。
『論語』まえがきで、貝塚氏は次のように述べています。

 論語は孔子の一生の経験が結晶したような本です。(中略)私は、あなたといっしょに、この結晶の美しさを、すなおに感心してみるところから始めたいと思います。そしてつぎに、この結晶をもうすこしていねいに眺め、さらに、思いきってこれを手にとって、その美しさの秘密がどこにあるか、詳しくしらべてみることができたら、とも思います。

 この文章からも貝塚氏のねらいが少し分かるような気がします。論語そのものに興味はあるけど、漢文はなぁ……という方に、ぜひ手にとっていただきたいそんな一冊です。
 最後に、私が一番好きな論語の一節を紹介して本文を終わりにしたいと思います。

子曰、知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者。(雍也第六の二十)
  (子曰く、之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず)


 大まかに訳すと、「ある物事を知っているという人は、それを好きだ!という人にはかなわない。また、その好きだ!という人も、楽しんでいる人にはかなわない」という内容になります。日本のことわざでいうところの「好きこそ物の上手なれ」ですね。私はこの言葉を座右の銘として、日々過ごしています。決して難しい言葉ではありませんが、こんな感じで意外と心に響く言葉が見つかるかもしれませんよ。

new_No11 あごひげックス用3
 
 本当に最後に。『ウンココロ』も面白いのでオススメです!(精一杯のフォロー)

参考文献
・『論語』 貝塚茂樹・著 1964.8.16 講談社
・『ウンココロ』 寄藤文平・画 藤田紘一郎・文 2010.11.15 実業之日本社 

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Author:あごひげックス

公開マイリスト
投稿したもの : http://www.nicovideo.jp/mylist/32362627

Twitter @AgohigeX

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プロフィール

真人間P

Author:真人間P
「Pとこの一冊」寄稿者募集中
開催期間 4/19~5/25
詳しくは、「寄稿について」参照。

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